UXデザインについて考えること
今日はUXデザインについて考えたことをつらつらと書いていこうと思います。
まずこのような話をする時には、UXとUXデザインについて整理しないといけません。
UXとはユーザーが体験の中で感じる主観的な感情です。
また、UXデザインとは体験の中で感じる感情を楽しくしたり、嬉しくなったりするといったポジティブな方向に持っていくために仕組みを作ることです。
UXデザインを実践する時、まずは、対象ユーザーにとっての価値を見つけ出す必要があります。この価値はユーザーにとっての嬉しさの源であり、行為の手段は含まれません。(つまりコンテクストから一度切り離します)そして、この価値はユーザーがプロダクトやサービスを使う中で生まれてくるものです。他にも、日々の生活の中に潜んでいる場合もあります。ユーザーが言葉にできない場合もあるのです。価値はインタビューやフィールドワークからのデータを分析し創出します。
その後、UXデザインでは価値からUXコンセプトを決定します。このUXコンセプトを届けるための理想の体験を企画段階から考えていくのがUXデザインの特徴です。その際に、機能を先に考えてはいけません。体験をまずは考えていきます。機能を先に検討しない理由は、ユーザーは機能を使うことが目的ではないからです。機能はあくまで手段であり、そこから得られる結果、そしてその先の体験価値が大事なのです。先ほど言ったコンテクストを一度切り離すのも手段にとらわれないためでもあります。
一通り簡単にUXデザインについて簡単に説明しましたが、ここからが本題です。
(簡単すぎて、抜けている部分もありますがお許しを、、、、)
僕は、UXデザインとはUXコンセプトの実現を目指してユーザー体験を考え実践していくことだと思っています。
最近では、UXが大事という言葉はよく聞きますが、上記のことを理解している人は少ないように感じます。良い体験の意味を履き違えている場合があります。
良い体験の全てが、しっかりとしたUXデザインを計画されている訳ではありません。何故なら、世の中のもの全てがUXデザインされているわけではないですし、UXデザインされていなくても、良い体験はあります。
しかし、それがUXデザインされているという言葉を耳にすると違和感を感じます。(そう言っている人がいる気がします、、、うまく言葉に表せませんが、、、、)
「良い体験」と「UXデザインされた良い体験」の違いは先ほど言ったように、UXコンセプトを実現するためにデザインされているかの違いだと思います。
良い体験はあくまで良い体験に変わりはないのですが、僕が言いたいのは体験の一貫性だと思います。伝えたいことをストーリのように起承転結で体験を作ることが一番ユーザーに伝わります。
僕はこのブログを書く際に、いろいろなもののUXを評価しようと思ったのですが、それはあくまで体験の一部分をピックアップした断片的なものにすぎません。
そもそも、評価対象の価値(UXコンセプト)をきちんと理解していない場合もありますし、理解できない場合もあります。(対象をサービスやプロダクトに限らないため)
また、UXコンセプトがない場合もあります。
UXデザインされているものを評価している場合もありますが、されていないものもこのブログではUX評価と言っています。きちんと意味を理解した上で言葉を使っているつもりです。
このブログを書く理由は、自分で良い体験と悪い体験の判断ができるようになることと、日頃から体験を意識するためです。用は、体験のものさしを作ることが目的です。アイデアを出す時に、良い体験と悪い体験を分かってることが大事だと思いますし、アイデアのストックになると思います。
今後、UX評価のブログを書いていく予定ですが、きちんとUXデザインを理解した上で書いていこうと思います。
話がうまくまとまりませんが、僕が言いたいのはただ体験を良くすることがUXデザイン
ではなく、そこにはコンセプトがあり、それを伝えるためのUXデザインだと思っています。
しかし、このブログでのUX評価はUXデザインされていようがなかろうが関係なく、ただ単に良い体験、悪い体験を判断しているだけです。
以上ご精読ありがとうございました。